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「私の好きな人は……
敦賀さんです……」

身体に巻きついていた腕が解かれた。
彼を見れば、呆然といった表情。

「……今…なんて?」

今だ動作の止まったままの敦賀さん。

「もうとっくに心奪われています」

もうこれまでの先輩・後輩の関係も終わり。

「敦賀さんに想い人がいるのは知っています。
今日はもう帰りますね」

私は玄関に踵を返す。
その時、腕を掴まれ強い力で引っ張られた。
体制は崩れ、そのまま彼の懐に飛び込んだ。

「つ…敦賀さん?」

彼の腕がまた絡みつく。

「今の言葉は本当?」

今の言葉?

「はい…敦賀さんに好きな人がいるのは知

「違う!その前」

「……私は敦賀さんが好きです」

抱き締められ、彼のいい匂いに包まれる。
何故彼はこんな事をするのだろう…と考えていると耳元で呟きの様な声で。

「Miracle happened to me…」

もう既に抱き締められているというより、ぎゅうぎゅうと締め付けられている感じに身じろぐ。

「俺の好きな人は最上さんだよ」

え?

今度は多分、私が呆然とした顔をしてるのだろう。

「やっと…!最上さんの心を奪う事が出来た…!!」

上を見ると『敦賀蓮』ではなく、まるで少年の様なかんばせ。

「最上さん、好きだよ。
夢じゃない事…確かめても、いい?」

「確かめる?」

彼の手が後ろに回って頭を引き寄せられ、静かに唇が重ねられた。

私は先程の彼の言葉が理解出来ず、されるがまま。
ただ…深く考える事よりもこの心地良い感触に、ゆっくり瞳を閉じた。

始めはそっと重ね合わせているだけの口づけ。
全ての音や景色が遠のき、時間が止まった様な感覚。
それから輪郭を確かめる様に少しづつゆっくりと唇が動かされ、そこが次第に潤いを帯び始めると、また二人の時間が流れ出す。
うっとりとするその感触に、私は酔った。

言葉だけでなく、伝わる事があるのだとわかった気がした。

唇がゆっくり離れ、お互いの視線が絡まる。
そしてまた唇が重なる。

私は思考が拡散していくに任せ、ただ力強い腕の中で良い匂いにだけ意識を集中させた。



**********


中途半端な感はぬぐえません。
本当はこの後、桃色ワールドへ繋がっていくんですが…そんなんばっかりだし。
次回に考えているものが、桃は外せないので…
今回は処女作ということで、こんなボツ作品でご容赦を。


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2013.03.18 Mon l 短編 l コメント (2) トラックバック (0) l top

コメント

誤解もとけw
二人の世界が闇色から桃色に、パーーーーッと変わったってことで!

よい結末だったのではないでしょうかw

この上にある、新作も楽しみですw

では、いってきます。←読みにw
2013.03.18 Mon l 魔人. URL l 編集
魔人様
何故か勝手に桃へと向かって行く彼等…。
本当に不思議です。←

本当に駄文でお恥ずかしい(>_<)
2013.03.18 Mon l KAZETORI. URL l 編集

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