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今回のRedo (続開)は若干パラレルになっています。
キョーコが芸能界に入った理由とその前後が少し違うのと、過去にコーンとの出会いは有りません。
それでも大丈夫!っていう心の広い方、ぜひどうぞ(*^_^*)







彼女は……最上さんは、同じ事務所のただの後輩だった。
あの日までは………。




Redo (続開)




俺にとって、最上キョーコは良くも悪くも普通の子だった。

タレント部門に所属していて、何かの時に
大好きな幼馴染がミュージシャンだからその彼に近付きたい、その為に芸能界に入ったんだと聞いた事があった。

目を輝かせて、何にでも一生懸命な彼女に僅かな好感を持っていた。
好感は持ってはいたが、特別可愛がったり仲良くするほどではない。
本当に、普通の子だったんだ。



そして、あの日…彼女と俺の関係が変わった。


その日はいつもより早めの午後10時には仕事も終わり、車をいつもの様に走らせ帰っている途中だった。

ふと歩道を見ると見覚えある後姿。
とぼとぼと足取り重い彼女の横に車を寄せ、声を掛ける。

「最上さん、時間も遅いし送って行こうか?」

俺の方に顔を向けた彼女の顔を見て、ビックリした。
目には涙が溢れ、まぶたは腫れて、鼻はかみ過ぎたのか真っ赤だ。

「どうしたの?
とにかく乗って?
かりにも芸能人なんだし、そんな顔で公道を歩くもんじゃない。」

横に首を振る最上さんを少々強引に車に乗せる。

「家はどの辺?
送って行くから。」

そう聞くが彼女は何も言わない。
どんなに同じ質問をしても、涙ばかり溢す彼女。

困った俺は、取り敢えず自分の部屋に向かった。


何も言わず手を引かれて部屋に上げ、ソファに座ってもらう。
温かいコーヒーを淹れ、彼女に持たせる。

「少し落ち着いたら、家に送って行くから…。」

そう言って、彼女の頭にポンポンと手をやった。


礼儀正しい彼女が、まだ一言も言葉を発さないのは珍しいな…とか
そういえばこの部屋に女の子を入れるのは初めてだな…とか
沈黙の中、そんな事を考えていた。


どのくらい沈黙が続いたのか、急に最上さんの声がした。

それは小さな小さな声で…
俺は聞き取れず、「え?何?」と聞き返す。

すると下を向いていた顔をこちらに向け、紅い目で俺を見据え、最上さんからは想像も出来ない一言を言った。


「抱いて下さい。」



「え?」

聞き間違いか?

「抱いて下さい、敦賀さん。」

今度はさっきよりも大きな声で、少し強い口調で言われる。

「最上さん?どうしたの?
何があったのか知らないけど、ヤケはよくないよ。」

そう言うと、大人しく座っていた最上さんはスッと立ち上がり、俺の前へ。

「抱いて下さい。」

見上げると最上さんの表情は、哀しみ。
俺は一つ息を吐く。

「最上さん、身体は大事にしないと。
後で後悔するよ?」

そう言い終わると同時に、体が強い力で押されソファの上に倒れた。
最上さんの両手が俺の肩にのし掛かる。


「何も言わずに……
抱いて下さい。」

頬に温かい雫が滴れて来た。

上にある彼女の表情に、俺は息をのんだ。



**********



新しくお話を始めちゃいます。
多分少し長くなりそう…かもしれないです(泣)
ぜひ、お付き合い下さい(*^_^*)


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2013.02.27 Wed l Redo (続開) l コメント (0) トラックバック (0) l top

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