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Merry Christmas & キョコさんお誕生日おめでとう!

ということで、何とかギリギリ間に合った(?)キョコ誕祭です。
有り難いことに、前作Ставкаの続きを…とのお声を頂きまして。
12月24日で終わってしまったので、キョコ誕としてのおまけ続きです。






【Ставка おまけ】




「私も…ヒズリさんが、好きです」

「…本当に?」

抱き締めた腕の力を弱め、中の彼女を覗き込む。

「ほ…本当ですよ。
私はヒズリさんみたいに人を騙したりなんかしません」

プイと赤い顔を背け頬を膨らませた。

「なかなか手厳しいね。
でも、今回ばかりは俺の本心だよ」

横向きのままの彼女の頬を片手で掴み、こちらを向かせて唇を強引に奪う。

「っ…!」

一瞬の抵抗もすぐになくなり、俺の服を掴む彼女。
柔らかい感触と甘美で極上のそれ。
焦がれていた彼女とのその行為はなかなかに離れ難く、より深くと欲情に駆られそうになる。

息継ぎをまだ知らない彼女は限界だったようで、本気で抵抗にあいやむなく離した。
途端にゼイゼイと大きく酸素を肺に送る。

「…ころ…す…気で…すか…!」

………本当に、最上さんはビックリ箱のようだ。

俺はいまだ大きく呼吸する彼女の傍らで吹き出した。

ただのキスで人は殺せない。

全ての言動が予測不可能で、いつでもビックリさせられる。

「…なんで笑ってるんですか!」

今まで本気で『オンナなんて皆同じ』だと思っていたのに。

「ちょっと、いつまで笑ってるんです?!」

最上さんは『同じ』事なんて何一つ無い。

誰よりも可愛い。
何よりも尊い。

俺は怒る彼女の身体を、力いっぱい抱き締めた。



ガーデン内を手を繋ぎながらゆっくりと歩いた。
時折足がとまっては隣りで感嘆の溜め息を漏らす。
そんな彼女を見ては心温かくなった。

「折角のXmasなのに、どこも予約をとってない」と言ったら「良ければ私が作ります」と言ってくれた最上さんに甘えて、彼女を俺の部屋に呼んだ。

最上さんの作ってくれる食事はいつでも美味しい。
そして、彼女と過ごす時間は楽しい。


「これからいろんな最上さんを知っていきたい。
誕生日とか、好きなもの、嫌いなもの、どんな事も」

「…実は、明日が誕生日なんです」

「え!」

もじもじと赤くなる彼女。

「12月25日?」

「お祝いしてくれるんですか?」

彼女の笑顔が眩しい。

「もちろん、誰よりも先に、誰よりも近くで。
……今日は帰さないから、そのつもりでね」

「え?まあ…はあ……」

………ほらね。
本当に面白い。
彼女は全く意味などわかってないんだ。
これからの俺の行動に、どんな抵抗や反応が返って来るのか…見ものだな。

ペロリと舌を舐める。


その夜俺は、今までのその行為を凌駕する悦びと、『好き』だとか『愛おしい』という言葉だけでは表現し足りない感情がある事を知った。




「おはよう、最上さん」

まだ眠そうな瞳が俺を捉えたと同時に石と化した彼女が声を発する前に、その唇を奪う。

「んっ……」

甘い口内を堪能し離せば、赤い顔の彼女が呼吸を整えようとしている。
そんな彼女を抱き締め、頭頂部にキスをした。

「お誕生日おめでとう、最上さん」

彼女がいなければ俺はこの『愛しいという気持ち』も、『一緒にいる喜び』も、何もわからず無意味な時をただただ過ごす人生だったのだろう。
最上さんがこの世に落とされた事に、感謝したい。

「ありがとうございます…」

大人しく腕の中に収まる彼女が、胸に頬をつけた。

「今日仕事終わったら、プレゼント買いに行こう。
何でも好きなものを贈るよ」

「プレゼントなんていりません」

「え?」

「……もう既に貰いました」

まだ何も贈ってない…よな…?

多分俺はポカンとしながらマヌケな顔をしているのだろう。

「怖いくらいの幸せって、本当にあるんですね」

そう言って、彼女は今までで一番可愛らしく微笑んだ。


「また、やっぱり全ては『賭け』だと言っても、別れてあげません。
もう、ヒズリさんは頂きましたから」




ああ、もう本当に……

この娘はどうしてくれようか



「最上さん…愛してる」

俺はちょこんとベッドの上に座る彼女を文字通り押し倒し、深い口付けをした。

「今日の仕事は遅刻…でいいか……」

柔かな肢体に手を這わせながら、首筋にキスを落とす。

「え…?」



その後に時計を見て絶叫が響いたのはもちろんお約束で。

その日の夜、久遠がキョーコに光り輝く石の付いた環を贈ったのは…まだ、ほんの少し後のお話です。




**********




12月24.25日=やっと想いが通じ合った=キョコさん誕生日とくれば……
もうこの『おまけ』も限定行きのなのは間違いないー!と書き出したまでは良かったのですが…ね?
限定の内容を入れていくととにかく時間と文字数が…ね?
そんなんで、こんなに中途半端なキョコ誕祭に…(泣)
で、入れようと思っていたその後の二人も『another』での収録になりました。
うーーん、サンタさん…私は文才が欲しいです!!



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2013.12.25 Wed l Ставка l コメント (4) トラックバック (0) l top

コメント

久遠さん
この日から顔が崩れっぱなしになってそうですね。

素敵なおまけ、御馳走さまでしたー!!
2013.12.26 Thu l 魔人sei. URL l 編集
魔人様
コメントありがとうございます♪

甘めのお話って、私にとってハードルがなんだかやけに高くて…困ります(^_^;)
いつでも蓮さんとキョコさんのそういう流れを望んでいるというのに。

まあ、ともあれ…永遠の(?)17歳羨ましい限りですね…☆
2013.12.27 Fri l 風鳥. URL l 編集
素敵ですよー!!
キョーコちゃんが可愛くって、久遠君の喜びも伝わってきて凄くほのぼのした気分になれました!!
アフターもあるんですね!!楽しみにしてますー!!
2013.12.28 Sat l 風月. URL l 編集
風月様

コメントありがとうございます♪

青の~の後に風月様考案のもう一つの物語に収録できたら…と考えております~。
考えてるだけで…って事も多々あるのですが(汗)

風月様宅の甘さを分けて頂きたいと思う、今日この頃です。

でもでも、ありがとうございます~!
来年もよろしくお願い致します。
2013.12.31 Tue l 風鳥. URL l 編集

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