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こちらはСтавка 4 のあとに続く、もう1つの物語です。
というのも、コメントに風月様がとても魅力的なその後の妄想をして下さいまして。
「それ、すごくいい!」とワタクシ興奮!そのお話を書くことを快諾して下さいましたー!
風月様、ありがとうございます。

では…Ставка 4に続く、酷いクオンさんをどうぞ。


※こちらは Ставка 4 の続きとなっております。
Ставка 4はこちらから




【Ставка ~Another story~】




また…フラれた……。

まあ……『賭け』の事、知られちゃってたのならしょうがないか…。


俺は最上さんを無言で見送った後、クルリと方向を変え歩き出した。



こんなふうにある日突然訪れる彼女との別れ。
それらも俺にとっては、 流れ行く日常の一コマに過ぎない。

ヒュルリと冷たい風が、右から左へと落ち葉を共に走り抜けていった。



次の日、出勤した俺の所にどやどやと同僚達が集まって来た。

「クオン…俺の負けだ……」

「悔しいが…」

「お前どんなて使ったんだよ」

そう言いながら財布からヒラリと諭吉様を一枚出し、それぞれ俺に手渡した。

「ああ…、ちょうど昨日別れたけど。
勝ちは勝ち、か」

ニコリとしながら、手に持つ三枚をヒラヒラとさせた。

「なっ…!昨日別れたの?」

「えー何で?」

「どーゆーことだよ?!」

矢継ぎ早に質問される。

「ああ…なんか知らないけど、『賭け』の事知ってた。
で、昨日その事言われて、フラれた」

一斉に皆、驚愕の顔で固まる。

俺は手に入れた三枚を自分の財布に入れ、朝のコーヒーをすすった。


終わった話など、どうでもいい。

白衣に袖を通し、俺はいつものようにデスクへと移動した。

「何で昨日なんだ…。
どうせなら一昨日にしてくれれば…!」

この賭けを持ち掛けた同僚の持ったコーヒーの水面が、僅かに波打っている。
俺は口の片端を上げながら穏やかに微笑んだ。

「それは、優しい最上さんに言ってくれ」

俺は黒く薫るそれを啜りながら、同僚を見た。







来るもの拒まず去る者追わず。

俺に『彼女』がいる時はそれに当て嵌まらなくも、『彼女』さえいなければ拒む事が無いという事は割と知られている。
前日に最上さんと別れたという事は、何故かその日の昼には皆の知るところとなっていて。
いつもの日常ともいうべき呼び出しをされたのは、仕事が定時で終わった刻だった。

「あの…クオンさん。私と、付き合って下さい」

頬を薄っすらと赤くして、上目使いの瞳は少し潤んでいた。
自販機が置いてある休憩所のベンチの前で、最上さんよりも背の低いその彼女は俺の言葉を待っている。

「……いいよ」

俺は微笑んで見せた。

その日、お決まりとも言うべき『彼女』と手を繋ぎ、食事に行く。

「素敵な所ね」

上品にナイフを捌き、小さな一口を優雅にフォークで運ぶ。

………食事が苦行だと感じたは、久々だな。
俺は心の中で一つ、溜め息をついた。



「ねえ…クオンって、呼んでもいい?」

食事を終え二人で席を立った時、自然に腕を絡ませ『彼女』は聞いてきた。
纏わりつくような視線と、甘える声で。

そういえば、最上さんは最後まで俺を「ヒズリさん」と呼んでいたな…。

了承を意味した柔らかな笑みを『彼女』に返す。
それを受けて『彼女』が瞳を細め、微笑んだ。

「……クオン…」

エレベーターに乗り込むと正面に立った『彼女』は、濡れるような唇で俺の名を呼び、熱い視線で俺を絡め取る。

ああ…

俺は彼女のおねだりに応えるべく頤をすくい、ゆっくりと『彼女』に口付けた。


……………。


少しずつ離れた『彼女』は妖艶な微笑みで俺に身体を密着させた。

「これからクオンの家に行っても、いい?」

「………いいよ」

俺はグロスの付いた自分の唇を親指で擦りながら言った。







**********




すみません、この後の展開……UPする勇気を下さい(泣)



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2014.01.10 Fri l Ставка l コメント (4) トラックバック (0) l top

コメント

きゃー!!
始まりましたね!!
楽しみにしてましたー!!

もう既に展開にドッキドキですっ!!
キョーコちゃんしかいないっていつ気付くんでしょー!!

続き楽しみにしてます!!
2014.01.10 Fri l 風月. URL l 編集
なかなかの最低振りですね!(笑)
今日もいつものコースで持ち帰りデートを終え、数日で振られるをまた繰り返すのか・・・・途中で気付けるのか。

キョコさんに他の男性が近づくのを許せるのか。

彼の今後に大注目いたします!((*´∀`))♪
2014.01.10 Fri l 魔人sei. URL l 編集
風月様

コメントありがとうございます♪
そして考案&快諾、重ねて感謝します~!

こんな感じで『もう一つの物語』始めちゃったので、想像通りにはなっていないとおもいますが…
よろしくお願いします。

キョーコさんへの気持ちに気付くまでのクオンさんの言動…皆さん付いて来てくれるかな(泣)
2014.01.11 Sat l 風鳥. URL l 編集
魔人様

コメントありがとうございます♪

本当に、誠に残念なクオンさん「お帰りなさいませ~」ですね。

といいますか!魔人様!本当にいつも鋭くていらっしゃるから…。
お手柔らかに…と思ってみたり、鋭過ぎる予想が楽しみだったりです(笑)

まだ少しこの残念クオンさんが続くので、ご容赦を。
2014.01.11 Sat l 風鳥. URL l 編集

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