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さて、キレイに終わったと思っていた『Deja Vu』ですが、続きをというコメントを頂けたので…ちょっと書いてみました~♪
moka様、快く承諾して頂きありがとうございます!ぜひ、こちらもあわせてどうぞ…。











降り注ぐ冷たい雨。
それを遮る傘は私のそれより大きいが、並んで歩く二人にも充分という程ではない。
自然と身体が触れ合う面積が大きくなる。
肩を力強く抱く敦賀さんを私はチラチラと見た。
が、彼はそれに気付かず、歩む速度は弛まない。


まるで…あの妄想のような展開。

………どういうコトでしょうか?



【Deja Vu ーおまけー】



これは冗談…だったり、しない?

今シーズンの高視聴率をキープしているドラマ。
その主演の一人で、軽ーい男、チャラ男、そんな形容をすべき男を演じている敦賀さん。
奇(く)しくも今日はあのシーンを思わせるような冷たい雨。
私は再現するように、ヒロインと同じセリフを彼に言ってしまった。
だから、彼は冗談で返そうとしているのでは?

それなら、彼の次のセリフは……よし!

「2番、で」

―――どこにする?と問うセリフの前に、敢えて『2、その辺の死角』と答えてみた。
本当は4番が正解だけど、冗談には冗談で返すのがマナーよね?

私はどんな言葉が返ってくるかワクワクしながら、足を止めた彼を見上げた。

けど、振り向いた彼は無言で、顔には「は?」と書いてある。
逡巡したのち、彼は「ああ…」と呟き「ダメ」と返した。


な…なんで?


彼はまた歩き出した。
そして、止まった先には見覚えのある車。
その助手席のドアを開けられ、無言で乗るよう促される。
大人しく助手席に座った私を乗せ、車は走り出した。

どこに向かっているの?
そもそも何でこんな事になったんだっけ?

私はそんな根本的な事をグルグルと考えていた。

ふと流れる風景が止まった。
瞳に映る建物は、やっぱり見慣れた高級マンションで。
彼はポケットの財布からカードキーを取り出し、エレベーターを開け、流れるような所作で私をそこに押し込んだ。
もちろん、私達を乗せた箱は最上階へ。
チンという軽快な音と共に扉が開かれ、後ろから促された。
目的地へと着くと彼は普通に玄関を開けた。
なんだか…足がすくむ。
振り返った先には満面の笑みを浮かべる彼。なんだか見えない圧力を感じる。
それに怯み、後退するように玄関をくぐった。

ドンッ!

「つ…敦賀さん……?」

彼が急に壁に手をつき、私を捕らえた。
そして、ゆっくりと身を屈(かが)めた。

「好きだ…」

もしかして…敦賀さん、役に入りきっちゃってるんじゃ…

「好きだよ」

若干セリフが違うますよ…敦賀さん。

でも、芝居はアドリブも多い。
その時の雰囲気や表情、セリフは監督によってだがアドリブも大いに採用される。
そんな事を考えていた時、頬を撫でた手が顎をすくい唇が重なった。

急の出来事に私の思考はまるでついていかず、抵抗すら忘れていた。

口付けは優しくも強引で、甘いめまいを感じる。

「――ちょっ…敦賀さ…」

啄むような口付けではなく彼が私の唇を舐めた時、やっと抵抗することを思い出した。

これは現実ですよ!
もういい加減、役から離れて下さい!

そう言いたいが、大きな手に顔を抑えられ、熱い口付けは尚も続いていて。
私はこのシチュエーションから、先日のドラマのシーンを思い出した。

あれ…?待って…?
どうしよう、まだ放映されてないから……私、この後の展開…知らない……!

「好きだ…狂いそうなくらい……」

濃厚な口付けの合間に彼が囁く。

…狂いそうなくらい?
ん?敦賀さんの役はチャラ男でしょう?
ヒロインの事はまだ『割りと好き』程度だったはずでは…?

彼のセリフの違和感に、私は少しづつ溶かされて行く理性と思考をかき集め、懸命にドラマを思い出す。
そして、次の言葉にその思考が停止した。

「最上さん…君は、俺のものだ」

も…最上さん……?
何で、私の名前?
しかも、その後…何て言った?『君は、俺のものだ』とか、聞こえた?

いやいやいやいやいやいや、何かがオカシイ。
全てが、とんでもなく、オカシイ。

頭の中が大パニックの私に構うことなく、敦賀さんは唇を離したと同時に私の身体を軽々と抱き上げた。

「ひゃっ!」

そして、勢いよく開かれたドアの先に見えたキングサイズのベッド。
それを見た私の脳はパニックを通り越し、一つの考えに達した。


これは…夢だ~♪


背中に柔らかな感触。
覆い被さる敦賀さんを見ながら、私は彼に微笑んだ。

「好きだよ…最上さん。すごく」

「私も…敦賀さんの事が、好きです」

再び彼の唇が私のそれと重なり、甘い感覚をくれる。
「好きだ」とか「愛してる」とか、私のことを心底愛おしいというように囁きながら…ゆっくりとその口付けが激しくなってい


ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!

「蓮ーー!蓮ーー!!いるのかーーー!!!!」


しつこさを滲ますような連続のチャイムと、けたたましいくらいに叫ぶ社さんの声が聞こえた。

「え?」

驚きで飛び跳ねる私の身体を掴んで、彼は「はぁ…」と大きく溜め息をはいた。

「……だから、頼むからまだ暫らく俺を起こさないで下さいねとお願いしたのに……」


「蓮ーー!!いるんだろ?車があるのは確認してあるんだ!」

インターフォン越しの声が響く。

「おまえ、ケータイも持たずに急にロケ現場からいなくなって…何かあったのか?!」


「「……………え?」」


私と敦賀さん、お互いの声が綺麗にハモり、同時に視線が重なった。


「蓮~(泣)」という社さんの声がこだます。


そんな中、彼が真剣な表情で私に向かって口を開いた……。





流石にここまでお互い愛を囁き合ったのですから、この後は…皆様のご想像通りのセリフで良いかな~と。
『おまけ』までお付き合い、ありがとうございました♪




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2014.11.28 Fri l GIFT l コメント (4) トラックバック (0) l top

コメント

既視感!
ああ、無情にも叩き起こす社さんというか、現実だと思い知らせる社さんが!!
蓮さんもキョーコさんも夢で納得しようとしたあたりが!!

一粒のおまけなのに、なんだか中毒になりそうなほどの読後感です〜
この先の展開もあっちにこっちに妄想が広がってたのしいです!

ごりごりコメントでお願いしたのに、こんなステキにたのしいお話を頂けて幸せです!ありがとうございました!
(おまけをリクエストして下さった方、グッジョブ!ありがとうございました!)
2014.11.28 Fri l moka. URL l 編集
きゃー!
おまけも更に楽しい展開にーーーー!!!

夢だと納得しあって、どうせ夢なんだしと思いの丈を遠慮なく言動に繋げた二人・・・・

仕事を放置して挑みそうになってた蓮さん。
そんな蓮さんとランデブー中のキョコさん。

このあと大変な騒ぎになりそうですね。(爆)←気になりますけど、我慢?

楽しいおまけを有難うございました。←諦めのよい大人の振り

2014.11.28 Fri l まじん. URL l 編集
moka様
コメントありがとうございます♪

おお!

> この先の展開もあっちにこっちに妄想が広がってたのしいです!

魔人さま、言質頂きましたよ~♪♪
是非とも!この後の展開を……!
ワタクシの平凡脳ではそろそろ…なので。
魔人様のご要望を、moka様の広がった妄想で…どうでしょうか。フフフ。
2014.11.29 Sat l 風鳥. URL l 編集
まじん様
コメントありがとうございます♪

魔人様、私アップアップっぽい感が満載ですが…なんと!moka様の言質を頂きましたよ!
もしかしたら、我慢も諦めもいらないかもしれません。←人任せw

一緒に祈りましょう…

神様、仏様、moka様 どうか…どうか……
2014.11.29 Sat l 風鳥. URL l 編集

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