上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
web拍手 by FC2

--.--.-- -- l スポンサー広告 l top


沢山の投票、ありがとうございました。
結果は本館『風鳥のさんぽ道』の アンケート結果 にて発表させて頂きました。

今回で蓮さんの歳を入れる予定だったのですが、長くなってしまって入り切らなかったので…
持ち越します。すみません(泣)
切ってしまたので、今回短いです!









23歳……

嘘だろ…?全く見えn

「何かおかしな事言った?」

「……いえ、特には…」

「私も言ったんだから、あなたも言ってよ」

「え?」

「とし!何歳?」

「………何歳に、見える?」

「質問を質問で返すなんて、妙齢の女性かですかっ」

俺は笑顔で中の動揺を隠す。

「ん~、同い年くらいだとは思ってたんだけど…。
年上にも見えるし、年下にも見える……。
年齢不詳な感じ」

年上…?23より上ってこと?
俺、そんなふうに見えるの?それはそれでなんかショックのような…。
素直に十代だって言うかな…

「まあ、十代は無いよね?」

え?

「有り得ないでしょ、十代でジュリエナさんの愛人なんて。
親子ほどの歳の差なんて、ドン引きの対象でしょ?」

「…っ」

「だいたい、23歳の私から見ても十代の男の子なんて未知の生物なんだから、ジュリエナさんが相手するわけないよね?
で、今何歳?」

「………………えーと、な、何歳だった、かな?」

「本気で歳を忘れるなんて、円熟した老人ですかっ」

「歳は…二十代、だよ」

「ふーーん……まあ、知ってますけど」

言えねーっ。
なんか言い辛くなっちゃった、本当の歳。

「いつまでこっちにいる予定なの?」

「ん?まあ、まだもうちょっと…」

「仕事とか大丈夫なの?こんなに長期で休んで」

「へーき…、有給的な」

「休まず仕事してたんだー。
で、あなたは日本の人?アメリカの人?」

今まで多分聞きたいを思っていたのだろう事が、次々に質問となって彼女の口から出てきてるようだ。

「……日本だったような…?」

「だよね~、黒髪で黒い瞳だから日本人だと思ってた。
ああ、仕事がアメリカなんだ!大変だね」

「そ、そんなには…」

マズイ…愛人設定だけで他は何も考えてなかった。
えーと…俺は
二十代?
日本人?
職場はアメリカ?
仕事は休まず?
有給休暇で日本へ?

……俺、見えるの?そんなふうに。
っていうか、この子…何で簡単に信じちゃうんだよ。
絶対この子危ないよな。確実にろくでもない男に騙される!
で、騙された挙句に――…

それ、俺か。

しょうもない嘘ついて騙してるの、俺じゃん。


―――この子なら…本当の俺を知っても、きっと周りには言わないんじゃないのかな。
こんな、嘘で塗り固めなくても……いいんじゃないのかな。


「ねえ…俺、本当は――」

勢いよく顔を上げると、彼女と目が……合うはずだった。
合うはずだった彼女の視線は俺ではなく、今入って来たカップルへと注がれていた。

「ショーちゃん…?」

視線の数メートル先には、金に近い茶髪の男と色香が漂う女、そして…。

「……………うそ…」

間に挟まれた小さな女の子。

「あれが、王子様?」

女の子は男女片手づつ、しっかりと手を繋がれている。

「な…なんで……?」

どう見ても、微笑ましい『家族』の図だ。

「あれじゃ、結婚は無理じゃない?」

俺の声など明らかに聞こえていない彼女は、ただただ呆然とその『家族』を見ていた。





web拍手 by FC2

2015.01.09 Fri l 年下 l コメント (2) トラックバック (0) l top

コメント

ああ!
ついついついてしまった嘘。またもや重ねたこれが彼の重荷になりそうですね。

一方多少の勘違いはあるかもですが、「彼氏」の現実をみてしまったキョコさん。

彼女はこのあとどう動くのでしょうかね。

2015.01.11 Sun l 魔人sei. URL l 編集
魔人sei 様
コメントありがとうございます♪

さてさて、やっとここまで来ました~。
いつもサクサク進めてるので、こんなふううなゆっくり進行は…心が折れそうで困ります(泣)

次回は『ショータロー』を出す予定ですが…ついて来てくれますか……?(;_:)
2015.01.13 Tue l 風鳥. URL l 編集

コメントの投稿












トラックバック

トラックバック URL
http://kazetorinomawarimich.blog.fc2.com/tb.php/154-9a79a5ca
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。