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いつもは仕事が終わり部屋に着くとシャワーを浴びて、強めのアルコールを喉に流し混んで眠るが
その日はシャワーを浴びてもそんな気にはならず、ソファで台本に目を通しながら彼女の事を考えていた。


最上さん…


最上さんに会えなくなって2ヶ月が過ぎていた。


ソファに寝転がり、腕で目を覆い…
暗闇の中にいる最上さんを見ていた。

すると急にインターフォンが鳴った。

せっかく最上さんが笑い掛けてくれていたのに…!

時計を見れば、午前0時を過ぎている。

俺はのそりと体を起こすと、ゆっくりとモニターに目をやった。


その瞬間、息が止まった。


モニターに映っていたのは、今まさに笑い掛けてくれていた彼女だ。

それをみるや否や、部屋を飛び出した。

エレベーターが降りる時間ももどかしい。

早く!最上さんが逃げてしまう前に!

ガラス張りの重そうな自動ドアが開き、焦がれた彼女の姿を見つけた。

「え?敦賀さん?」

俺を見て驚いた顔をしている。

ここが何処かかも忘れて、彼女を俺の腕の中に閉じ込めた。

会いに来てくれた。

彼女の顔を見ると、困った顔をしている。

「ここじゃあれだし…部屋に行こう。」

俺は彼女の手を引いて行こうとすると、すぐ手に抵抗を感じた。
最上さんの方を向くと、笑顔で首を横に振っている。


嫌な予感がする。


「……最上さん?」

「今日は遅いですし、少しだけ外で話しませ

彼女の言葉が終わる前に掴んでいた手の手首をとり、強引に連れて行く。

「きゃっ!敦賀さん!」

俺は無言で部屋に最上さんを入れると、まだ玄関だというのに彼女の唇を奪った。

逃れようとする最上さんの後頭部を掴み、もう片方の腕で彼女の腰をロックする。

彼女の唇は甘く、心が震えた。
嬉しくて。
その抵抗が、哀しくて。

何度も角度を変え、口づけを次第に深くしていけば
同じ様に、次第に抵抗の力が弱くなっていった。


名残惜しいと思いつつ、唇を離すと彼女は途端に荒い呼吸を繰り返した。


その手を取り、リビングのソファに座らせる。

「最上さん、来てくれて嬉しいよ。」

ニコリとする俺とはうらはらに、最上さんの顔に笑みは無い。

「突然連絡もつかないし、会う事も出来ないから、どうしたのかと思ったよ。
元気そうで良かった。」

「……すみません…。」

彼女はポツリと言った。
彼女の隣りに座り、腕の中に閉じ込める。

「……会いたかったよ、最上さん。」


何も言わない彼女。
抵抗が無い事をいいことに、沈黙と共に抱き締め続ける。

すると、ゆるゆると最上さんの腕が俺の背中にまわされた。

「これからも、後輩として側にいてもいいですか?」



腕の中の最上さんは、小さい笑みで…

なんて残酷な事を俺に言うんだろう……。


…後輩……。
最上さんは、ただの後輩でいたいのか?
後輩としてでないと、側にはいてくれないのだろうか?

嫌だ。
もう、戻れない。

「ごめん、最上さん。
もう、後輩なんて戻れない。」


この先の言葉を言ったら、彼女は二度と俺の前に姿を見せてくれないだろうか?



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2013.03.07 Thu l Redo (続開) l コメント (6) トラックバック (0) l top

コメント

もどかしいのに。
凄くもどかしいお話なのですが、このもどかしさに惹かれて病みません。毎話よむたびに、続きが気になってしまうお話ですよね。
2013.03.07 Thu l 美音. URL l 編集
Re: もどかしいのに。
美音様
ありがとうございます。
このお話もあと残すところ2話です。いつもご訪問ありがとうございます!
2013.03.08 Fri l KAZETORI. URL l 編集
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013.03.12 Tue l . l 編集
Re: アメバで書いてたメッセ問題
魔人様
コメント、ありがとうございます!!
一応、パスもカタカナ表記で『○○○』をローマ字○文字にして入力して下さい。と書いているんですが…NGみたいです。
本当…あとどうしたらいいのか…(T_T)
2013.03.12 Tue l KAZETORI. URL l 編集
こーなったら。
アメバの限定記事に、そのままパスワードを書いてしまえばいかがでしょうか?

アメバ限定の申し込みを許可してもらった人は、全員見れますし。

書かれてる方、割といらっしゃいますよ。((*´∀`))♪
2013.03.13 Wed l 魔人. URL l 編集
ありがとうございます♪
魔人 様
私も最初はそうしたいと思っていたのですが、なにぶん二次に足を踏み込む予定が無かったもので…
多分18歳未満の方がアメンバー様に1〜2人(プロフには年齢公開無しですが)いらっしゃるんです(-_-)
スキビスキー様では無い方なので、あえて別館には足を運ばないとは思うのでアメンバー限定記事に記入でも良い気もするような…。
それとも無礼を承知で、挨拶も何も抜いてパスオンリーのメールにしようか…悩みます。
2013.03.13 Wed l KAZETORI. URL l 編集

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