上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
web拍手 by FC2

--.--.-- -- l スポンサー広告 l top

「…ん……ショーちゃん♪」


その威力は凄まじく、舞い上がっていた頭に冷水をかけられた気分だった。


夢…を…みているのか…?

夢にみるのは…アイツなのか?

やはり、真実ではアイツを忘れられないのか?

俺への気持ちは……

ハッとした。
彼女に「好き」とは、言われていない。


…………………………。


君は……アイツがいいのか?

考えたくもない事ばかりが頭を占拠する。

さっきの行為も、頭の中の相手はアイツだったのではないだろうか、とか…
あり得ないとは思っているが、黒く汚い感情が渦めく。


俺は、どう足掻いても…彼女を本当に手に入る事は出来ないのか……。

そして今日は拒絶されなかったが、近い未来に彼女も俺から逃げていくのか……。

だからといって、昔の彼女達のように簡単に手放す事など…出来るわけがない。

たとえ泣いて嫌がっても…
彼女を解放してあげる事は、出来ない。



ゆっくりと、静かに、愛しい彼女の後頭部に再度キスをした。



**********



朝日がカーテンの隙間からこぼれる。

結局、眠ることは出来なかった。
俺は肘を付き身体を少しだけ静かに起こし、隣りでスヤスヤと眠る彼女の方に向く。
彼女はまだ …アイツの夢でも見ているのだろうか。

堪らずそのまま彼女に覆い被さり、か細い身体をきつく抱き締める。
すると彼女の瞳がゆっくりと開かれ
そして、見開いた。

「イヤーーーーーーーーーー!!」

目覚めのコレは想定内。
しっかりと両手で耳を塞ぎ、嫌悪の拒否ではない事にひとまず安堵する。

「おはよう、最上さん」

潜ってしまった彼女をシーツの上から抱き締める。

「体…大丈夫?」

シーツを少しめくると、彼女の真っ赤になった可愛い顔があらわになった。
その額にキスを落とす。
ことさら動揺する最上さん。
そんな彼女らしい姿も愛らしい。
今度は額ではなく唇に、二度三度と啄ばむ様に唇を寄せた。

始めは硬直していた彼女が、その口づけに返すようになり…昨夜の黒く汚い感情が少しだけ浄化されたように感じた。

たとえ、君が今でもずっとアイツを想い続けているかもしれなくても…渡すわけにはいかない。
だから…
「ごめんね……」

頬を撫で、もう一度軽いキスをした。

「体、大丈夫そうなら、シャワー浴びておいで?俺はトレーニングルームの方を使うから」

俺は身体を起こしベッドから出ると、トレーニングルームに向かった。


**********


最上さんはシャワーを浴びた後、「簡単ですが…」と朝食を用意してくれた。

きちんとした朝食を摂るのは本当に久し振りだ。

それを二人向かい合って食べながら、俺はいつまでもこんな朝を二人で迎えたいと、心の中で願わずにはいられなかった。



**********



敦賀さん、頭の中がお花畑だったからだいぶショックが大きいようですね。
本当は朝の遣り取りもう少しじっくりしたかったんですけど、アレルギー薬全開で頭が全くまわらない!
常にボーっとしてます(ー ー;)



web拍手 by FC2

2013.03.21 Thu l Wish l コメント (0) トラックバック (0) l top

コメント

コメントの投稿












トラックバック

トラックバック URL
http://kazetorinomawarimich.blog.fc2.com/tb.php/28-c3091ca7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。