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このお話は、久遠×キョーコのパラレルです。
どんな久遠&キョーコでも引かないよ!と自信を持って言える方のみ……どうぞ。








【俺と彼女 4】



最上さんの部屋に通う様になって一年が過ぎた。


その日も最上さんの部屋のベッドで、彼女との甘く蕩けるようなひとときを過ごした後。
彼女は前触れも無く俺に言った。

「私、今度お見合いするんです」

耳を疑った。
彼女は結婚なんて興味が無いと、以前言っていたのに。

「お見合い?なんで!」

「母代わりの女将さんから勧められていた方と、今度お見合いする事になったんですよ」

ああ…なんだ。お義理ってやつか。
そう思い、先程驚いた拍子に落ちた使用済みの物を拾ってゴミ箱に捨てた。

「なので、もうここには来ないで下さい」

「え?何で?」

何でそんな話になるんだ。
言っている意味がわからず、単純な単語しか出て来ない。

「もし相手の方が良さそうな人で、先方さんも気に入って下さって、ご縁があれば、お話は進むでしょうから」

ニコニコと笑顔の彼女は話を続ける。

「そんな時に私の部屋に男の人が出入りしていては、相手の方にも紹介してくれた女将さんにも良くないので」

……………。
何がどうしてこんな話になったのだろうか。
未だ思考が追いつかないというのに、彼女は最後の爆弾をサラリと落とした。


「だから、今日が最後です」


頭に血が登るのがわかった。
大人になって、こんなに興奮した事なんて無かった。
だが、とても収まりそうもない。

「……行くな……」

俺は必死に荒くなりそうな言葉を抑え、低い声で言った。

「見合いなんて行く必要無いだろ…!」

落ち着こうと思い、大きく息を吸って吐いた。
彼女は驚き、ポカンとしている。

何でお見合いなんて行くんだ!
俺がいるのに!

…………………。

俺がいるのに?


自分の考えに、自分がビックリした。
今の言葉は、今まで散々自分が言われるのを避けて来た関係の様ではないか?

「……どうしたんですか?そんな事言って」

困惑しながら言う彼女。

「何で怒ってるんですか。
私達、そんな間柄じゃないですよね?」

そう。恋人なんかじゃない。

でも!

でも!!

最上さんが他の男と結婚するなんて冗談じゃない。
その前に、他の男とヤるのも、手を繋ぐのも、目を合わせるのだって許せない。

最上さんは俺とこのままずっと……
最上さんはずっと俺と一緒にいるんだ。

最上さんを他の男なんかにとられたく無い。
俺には最上さんさえいてくれればそれでいいんだ。


!!!

そうだ!そうだよ!!


合法的で、合理的で、ずっと一緒にいられる最適な方法があるじゃないか!



結婚すればいいんだ!!



俺の様子に完全に引いている最上さんの前に行き、彼女の手を握って厳かに心を込めて……。

「最上さん…
見合いなんかせず、俺とけっk「無理です」

………え?

最後までプロポーズの言葉を言わせて貰えないうちにバッサリ拒否、という予想外の展開に俺の動きがまた止まった。





**********




最初は3〜4話と言ったけど、収まりきりませんでした(^_^;)
なので、次が最終話になります。






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2013.04.22 Mon l 俺と私 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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