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魔人様のリク罠『告白〜後編〜』ですが、2パターン考えてどちらにするか決まらなかったので……
この際、2つともUPしちゃう事にしました!

さて……皆様はどちらがお好みですか?






【告白】〜後編A〜




「君が好きだ」

俺は最上さんの目を見ながら、ずっと言いたかった一言を告げた。

驚きながらも赤い顔をする彼女。

その唇が開き、何かを言いかけたその時………



俺は現実世界に帰って来た。

………朝か………。


今日はずっと片想い中の最上さんに、その想いを伝える日。


俺はヘタレを払拭すべく、彼女を部屋に招待した。

最上さんからしてみたら、今日もいつもの食事の世話のつもりだろうが。

今日、俺達の関係が……良くも悪くも、変わる。



キッチンでトントンとリズミカルな音を奏でながら、最上さんはいつものように食事の用意をしてくれている。

その様子をこっそりと見ながら、食事が終わったら…言おう!と心に決めた。


野菜が多めに使われたとても美味しい夕食を食べ、食後のコーヒーを渡す。

さあ!切り出せ!!

頑張れ、俺!

「最上さん!」

予定よりもだいぶ切羽詰まったような呼び方になってしまった…。
ソファに座りコーヒーを啜っていた彼女が少しビックリしてこちらを向く。

「ど…どうされたんですか?敦賀さん」

「……………」

何の話もしていないのに、こんな雰囲気で告白しても、想いを信じて貰えないかも?

「……いや。
コーヒー、おかわりは?」

「い…いえ、まだいっぱいありますし、大丈夫です」

飲み始めたばかりなのに、なぜおかわりをきくのか?と書いてある最上さんの顔を見ながら、ひとつ息を吐いた。

酒でも飲んだ方が良かったか?
いや、彼女を送れなくなってしまうか。

いつもはささやかな雑談の時間だが、告白のタイミングばかりが気になりなかなか話が弾まない。

そうこうしてる間にいつもの彼女を送る時間になってしまった。

「そろそろお時間ですね」

帰り支度をする最上さん。
その手をとり、握った。

「最上さん……」

「どうしました?敦賀さん」

俺を見上げる彼女の瞳に狼狽える。
言葉よりも先に手が出そうな欲望が頭をもたげる。
ダメだ!抑えろ、俺!

「……送って行くよ」

俺はキーを片手に玄関へと歩いて行った。

危ない…手順も踏まずに彼女に触れたら、俺という存在は瞬殺だ。

助手席に座る最上さんに、今言おうか…と思案しているうちに、無情にも彼女の家の前まで着いてしまった。

「ありがとうございました」

と言って、ノブに手を掛けたところで、俺はもう片方の腕を掴む。

「待って、最上さん」

「?
どうされました?」

さあ!今がラストチャンスだ。
ここで言わなければ男が廃(すた)る。

「今日はなんだかおかしいですよ?
お疲れですか?
調子が悪いんですか?」

そう言って、彼女はスッと俺の額に手をあてた。

「熱は無いようですが……」

彼女の温もりが俺の心を溶かしていく。

「じゃあ、今日はもう早く帰って休んで下さい」

その言葉が言い終わると同時に車から降りて

「今日も送って頂いてありがとうございました。
気を付けて帰って下さいね」

と一礼し一歩離れた。

待って!

彼女を追い掛けようとドアを開けようとした時、後方から人が歩いて来るのがわかった。

………………。

こんなところを誰かに見られたら、いいネタにされてしまう。

「今日は食事ありがとう。
じゃあ、また」

そう言って、車を発進させた。



ああ……俺は結局今日も、彼女に告白する事が出来なかった。


こんなヘタレな俺に応援や激励のお便り、待ってます。



そして『告白〜前編〜』の冒頭に戻る。





**********



という事で、『告白 〜後編A〜』はヘタレのエンドレスパターンでした(^_^;)


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2013.04.26 Fri l リク罠 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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