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魔人様のリク罠『告白〜後編〜』ですが、2パターン考えてどちらにするか決まらなかったので……
この際、2つともUPしちゃう事にしました!

さて……皆様はどちらがお好みですか?





【告白】〜後編B〜





俺はヘタレを払拭すべく、彼女にこの想いを告げる為、彼女を部屋に招待した。

最上さんからしてみたら、今日もいつもの食事の世話のつもりだろうが。

今日、俺達の関係が……良くも悪くも、変わる。



キッチンでトントンとリズミカルな音を奏でながら、最上さんはいつものように食事の用意をしてくれている。

その様子をこっそりと見ながら、食事が終わったら…言おう!と心に決めた。


野菜が多めに使われたとても美味しい夕食を食べ、食後のコーヒーを渡す。

さあ!切り出せ!!

頑張れ、俺!

「最上さん!」

予定よりもだいぶ切羽詰まったような呼び方になってしまった…。
ソファに座りコーヒーを啜っていた彼女が少しビックリしてこちらを向く。

「ど…どうされたんですか?敦賀さん」

「……………」

何の話もしていないのに、こんな雰囲気で告白しても、想いを信じて貰えないかも?

「……いや。
コーヒー、おかわりは?」

「い…いえ、まだいっぱいありますし、大丈夫です」

飲み始めたばかりなのに、なぜおかわりをきくのか?と書いてある最上さんの顔を見ながら、ひとつ息を吐いた。

酒でも飲んだ方が良かったか?
いや、彼女を送れなくなってしまうか。

いつもはささやかな雑談の時間だが、告白のタイミングばかりが気になりなかなか話が弾まない。

そうこうしてる間にいつもの彼女を送る時間になってしまった。

「そろそろお時間ですね」

帰り支度をする最上さん。
その手をとり、握った。

「最上さん……」

「どうしました?敦賀さん」

俺を見上げる彼女の瞳に狼狽える。
言葉よりも先に手が出そうな欲望が頭をもたげる。
ダメだ!抑えろ、俺!

「……送って行くよ」

俺はキーを片手に玄関へと歩いて行った。

危ない…手順も踏まずに彼女に触れたら、俺という存在は瞬殺だ。


助手席に座る最上さんにどう切り出そうか思案していると、ちょうどこの先に少し大きめの公園があるのを思い出した。

「最上さん、そこの公園に寄ってもいい?」

「え?はい。
かまいませんよ?」

公園に入ると歩道の脇に咲くツツジの花が満開だ。

「綺麗ですね!敦賀さん」

白やピンクの花の道を歩きながら、最上さんはニコニコと上機嫌だ。

俺はベンチへと促し、並んで座る。

さあ!今が言う時だ!
雰囲気も申し分なく、準備は万端だ。

「最上さん……」

「……どうされたんですか?
なんだか今日は敦賀さん、おかしいですよ?」

首を傾げる彼女の方に身体を向ける。

「………ツツジ、満開で…綺麗だね……」

………おい、俺の口。
なんで考えている事と口から出る言葉が違うんだ。

「本当に綺麗ですよね」

周りを見ながら答える彼女。
そんな横顔に、急に大人の女性な雰囲気を感じて…ドキッとした。

そして、華奢な彼女の身体を腕の中に捕まえる。

「……つ…敦賀さん?」

女性らしい柔らかな感触に、俺の時間が止まる。

どのくらいの時間か、沈黙が2人を包む。

俺は覚悟を決め、ゆっくりと彼女の身体を離した。

目と目が合う。

「最上さん……俺「敦賀さん!」

「……はい」

俺の告白……言わせて下さい……。

「私……敦賀さんの事が好きです!」

「…………え?」

「ずっと言わないでいようと思ったんですけど……
なんか急に言いたくなっちゃいました」

恥ずかしそうに赤い顔して笑う彼女。


……………………。

急に言いたくなっちゃいました………?

俺はこんなに覚悟とタイミングに必死なのに……?

最上さんの告白の内容の重大さは頭から抜け落ち、俺はこの敗北感に焦った。

「あの……返事はいらないです。
ただ伝えたか「最上さん!」

「え?……はい」

「君のさっきの言葉は無かった事にして、やり直しさせて欲しい!」

「………無かった事。
だから…返事はいらないと……」

「最上さん、俺は君の事が好きだ」

「………は?」

「どうか、俺の彼女になって?
君の側にいる権利が欲しいんだ」

言えた!やっと……やっと言えた!!


ん?ちょっと待て。
何か重要な事を忘れていないか?

さっきの最上さんの言葉……。


………………!!


「最上さん!さっきの言葉は本当?」

「え?いや……」

「オトコとしての好き?」

「はあ…まあ…」

俺は思いきり彼女を抱き締めた。

「きゃっ!」

「最上さん、好きだよ。
返事を……頂戴?」

彼女は俺の腕の中で顔を真っ赤にしながら俺から視線をそらし、小さな小さな声で言った。

「私も…敦賀さんが好きです」





**********



という、2つの後編をUPさせて頂きました。
この『告白 〜後編B〜』は、まさかの先に告白されちゃうパターンでした。

魔人様、楽しいネタをありがとうございました(*^_^*)


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2013.04.26 Fri l リク罠 l コメント (8) トラックバック (0) l top

コメント

拍手コメントが上手く出来なかったので
こちらにリベンジ投稿です。

AもBも楽しかったです。

どちらもヘタレたままでしたが、Aは前編の逆武勇伝の記録を伸ばし、Bはキョコさんに先を越されちゃうパターン!笑えました!
このまま、前編、中編(A)、後編(B)でもいけそうでしたね。(爆)

素敵なドボン作を有り難うございました。
またのウッカリドボンをお待ちしております。
2013.04.26 Fri l 魔人. URL l 編集
Bでしょ
永遠にヘタ蓮様でもアリなのですが、自分の希望的観測で言うならば
やはりBかしら?
もしも、Aって言っちゃうと本当にエンドレスでヘタ蓮様街道
まっしぐら?になりそうだもんね。
2013.04.26 Fri l 美音. URL l 編集
魔人 様
コメントありがとうございます♪
なるほど!前編、中編(A)、後編(B)、本当にいけそうですね!
今回はどこまでもヘタレな蓮さんをお届けしました。
ここぞ!というところはグイグイの蓮さんは素敵マスター様方が恰好良く書いてくれているので…。
ヘタ蓮さんの真骨頂を目指しました。
ドボン、とても楽しかったです♪

まだ私の妄想を刺激する罠があるので…また行くかもです(*^_^*)

2013.04.26 Fri l 風鳥. URL l 編集
美音 様
コメントありがとうございます♪
ですよね〜。エンドレスじゃ…お話が進まないですもんね。
今回はヘタ蓮を極めたいが為にこんな感じになってしまいました。
次はグイグイの蓮さんが書いたくなりました(*^_^*)
2013.04.26 Fri l 風鳥. URL l 編集
AもBも
風鳥様

AもBも好きですっ。
ヘタ蓮具合がとっても。
Aはもうメビウスの輪状態ですよね。
Bは言われた言葉よりタイミング気にしてるの、蓮ってば面白すぎる。
楽しかったですっ。
2013.04.26 Fri l 碧樹. URL l 編集
碧樹 様
コメントありがとうございます♪
そう言って頂けてとっても嬉しいです!
うちの蓮さんはグイグイ手が出る確立が高いだけに、今回とても新鮮でした。

碧樹さんのお話、楽しみにしてます♪
2013.04.27 Sat l 風鳥. URL l 編集
Bに一票☆
ヘタレなのはどちらもですが・・・ww
やっぱり最後はくっついて欲しいので、Bに一票です!
キョコちゃんには永遠に敵わない蓮君・・・面白かったです!
2013.04.27 Sat l きらりhoshi☆. URL l 編集
きらりhoshi☆様
コメントありがとうございます♪
今回はヘタ蓮を極める勢いで書かせて頂きました。
やっぱりハピエンですよね!最初はAだけだったので、Bも追加して良かったです。
2013.04.30 Tue l 風鳥. URL l 編集

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