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「私…彼氏ができました。
今、その彼と食事に出ているので…今日は会えません」


以前「別れ」言った時のように、静かに怒るのか
あっさり別れの言葉を言われるのか
それとも、そんな事はどうでも良いとスルーされるのか

私はそんな事をグルグルと考えていた。

「今……どこにいるの?」

「え?今…食事に……」

「だから…今、どこ?」

「あの…○○ホテルのレストランに……だから…」

「そう…わかった」

抑揚のないその言葉を言うと、私の返事など聞きもしないで通話は切れた。

え?これは…最後の選択肢の、スルーされたのかしら。
まあ…彼は奥さんがいる身で私とも関係しているわけだし、私に彼氏がいようがいまいが関係ないのもしれない。



「キョーコちゃん、急用?」

テーブルに戻ると、途中で席を立った私を心配してくれる村雨さん。

「いえ、大丈夫です。
席を立ってしまって、失礼しました」

「大丈夫そうなら、メインきてるし食べようか」

「はい」


敦賀さんには「彼氏」と言ったが、先日告白されたもののまだ返事はしていない。
村雨さんと食事したりするのは楽しいけど……
敦賀さんと一緒にいる時のような胸のたかぶりはない。

本当は…また怒ってくれると思っていた。
私に彼氏ができたと聞いて、もっと反応があると思っていたのだ。


……結局、どれもこれも上手くはいかなかった。

彼と距離をおいて、彼への気持ちが薄れる事も
彼以外の人を好きになる事も
彼氏ができたと言って、別れ話をする事さえも

にこやかに村雨さんとの食事も進み、デザートがテーブルに置かれた時、
不意に後ろから知った声が降ってきた。

「キョーコ、迎えに来たよ」

振り返ると、帽子も眼鏡のしていない、キラキラしたこの上ない笑顔の御人。

「な…!なんで……!」

「?
キョーコちゃん、知り合い?」

その問いに、敦賀さんは私に向けた視線を村雨さんに。

「やあ、キョーコがお世話になったね。
悪いけど、キョーコは連れて行くよ?」

彼は言い終わると私の腕を掴み、強い力でレストランを後にする。

「ちょっ…敦賀さん?
村雨さんが…!」

なおも無言で歩く彼。
地下に着き、駐車してあった彼の車に強引に乗せられる。

着いたのは私の部屋ではなく、知らないマンションだった。

車から降りたところでまた腕を掴まれ、なかば引きずられるように連れてこられた先は最上階のワンフロア。
彼の手に持ったカードキーで開錠されるドア。

「まさか…ここは……敦賀さんの家じゃ……」

「そうだよ?ゆっくり話がしたいからね」

暗い部屋にライトをつけて、サクサクと私を引きずりながら通されたリビング。


敦賀さんの家?

とんでもない!

ゆっくり話?

できるわけないでしょう!

奥さん…今はお留守のようだけど…
ゆっくり話ができる場所じゃないし、私が上がったりしていい場所でもない。

「あの!話ならここではなく、違う場所にしましょう!」

「いや。
ここで、話をしよう」

向かい合うように私をソファに座らせると、彼は予想を遥かに超える言葉を発した。




**********




すみません、日にち空いたのに進んでませんね。
次回で終わる予定です(*^_^*)




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2013.05.27 Mon l シンデレラ l コメント (2) トラックバック (0) l top

コメント

村雨さんが知らないということは
蓮さんは◯◯人じゃないのかしら?

蓮さんの告白内容が楽しみですw((*´∀`))♪
2013.05.27 Mon l 魔人. URL l 編集
魔人 様
テヘヘ♪
やっと次回で全て明らかになります!
お待たせしました〜魔人様(*^_^*)
2013.05.27 Mon l 風鳥. URL l 編集

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