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そこには決して流すことの出来ない刻(トキ)がある。
ACT.203~204の間に何があったのか。
その答えはここに……

隙間ウメウメ妄想祭り!『ACT.203.5X 空白の刻』


原案者様はGreen x Green 様宅開催『隙間ウメウメ妄想祭り!』
企画者様は魔人sei様宅隙間ウメウメ妄想祭!『ACT.203.5X 空白の刻』



今回は魔人様宅で開催中の素敵なお祭りに参加させて頂きました。

※注意!ACT.204までのネタバレがあります。
単行本派方は回れ右ですよ!




注:単行本未収録(2013年9月時点)のネタバレを含みます




その日、『敦賀蓮』としての仕事で朝には社さんと合流し、呼び出しの為に向かった社長室。
そこで待っていたのは社長だけではなく、『セツ』として行動を共にしていた最上さんだった。

そして、社長から放たれた言葉は…『セツ』との別離だった。



【ACT.203.5X 空白の刻 首輪】


俺は1人、ビール缶片手にいつもの椅子に腰掛け、低めのテーブルに足を乗せて小さく息を吐いた。

カインになるべく帰って来たいつものホテル。
セツの帰国という名の別離に、俺は自分が思っていたよりも侘しく感じていた。

いつ帰って来るのか…
ちゃんと帰って来てくれるのか…

下降しそうな気分を誤魔化すためゴクリと缶に入った金色を飲み込み、俺は瞳を閉じた。

決して広くないこの部屋は、こんなにも無機質だっただろうか。
こんなにも色のない空間だっただろうか。

最初はお守りなど必要ないと思っていたのに…と嘲笑が漏れる。

ふと、足を乗せたテーブルの横に雑に置いてある紙袋の束を見た。
袋には全て、ここに来る前に立ち寄った『Jeanne dArc』のロゴが入っている。
中身はもちろん、「いくらでも買ってやる」と約束したセツの服だ。

これを見たらまた、「買い過ぎ」だと怒るだろうか。


手に持った缶の中身をグイッと飲み干し、そのままそれを放り投げる。
カランと小さな音を立てて転がった缶を見ながら、今日はこのまま眠ってしまおうかと考え、また深く溜め息を吐いた時、ふとドアの方から音がした。
それは聞きなれたドアを開錠する音だ。

セツはいない。
なら誰だ?

音のしたドアを見るとそこには、まだ来るはずのない待ち人の姿だ。

「セツ?」

買い物袋を片手に現れた彼女は、いつもの金髪にピンクのメッシュが入った髪を靡かせ部屋に入って来た。
そのまま足元に転がった空き缶を拾う。

「また食べずにお酒ばかり飲んでるんでしょ、兄さん」

「…………」

「そうだと思って夕食ついでに、日持ちしそうなもの作りに来たの。
急に帰国が決まっちゃったから、夕食一緒に摂ったらすぐ行くわね」

どうやら、俺の心配をした彼女は急遽決まった『帰国』に、食事の心配をしたらしい。

「すぐ作っちゃうから、シャワーでも浴びてきたら?」

「ああ…」

緩慢な動きで浴室へと向かう。

熱めのシャワーを浴びながら、先程までの陰鬱な気分が吹き飛んだ事にビックリする。
長風呂設定のはずなのに、シャワーを早めに切り上げ俺は素早く支度した。

簡易なキッチンで機嫌良く料理をするセツ。
できたも物がテーブルへと素早く用意され、いつものように穏やかに食事を共に摂る。
そして、片付け始めたセツは更にご機嫌だ。
俺はそんな彼女の後ろから照明にキラリと光るモノを彼女の首に掛け、そのまま抱き締めた。

「に…兄さん?」

「首輪だ」

妹の首筋に光るソレに、軽くリップ音と口付けを落とす。

「離れてる間も、お前は俺のもの…だからな」

ちゃんと『最上さん』の時に渡したいとも思うが、彼女は素直に贈り物など受け取ってはくれないだろう。
それなら…役に乗じて渡す方が、受け取って貰える。

花のモチーフの中に石がちりばめられ、その下にまた、花が3つ揺れる形に付いている。
セツというよりは、最上さんのイメージのそれ。

口付けを右の首筋に落としながら、彼女の鎖骨に光るそれを見る。

願わくは、最上さんの時にもしていて欲しい。

「ちゃんとずっと、これを身に着けていおけ」

独りよがりの独占欲も、今なら正当だ。
抱き締めた手の力を強めながら、また首筋にキスをした。

「……ありがと、兄さん」



うっかりな俺が、最上さんの首に光るこれを見るのは…
まだもう少し先の話だ。




**********



本誌を見た時から、「お!珍しくキョーコさんがネックレスしてるー」と思いまして。
プライベートでネックレスなんて(プリンセスローザ様抜きでね)初めてじゃない?……これは、もしや…。
で、このお話に持って来たのですが…。
書き終わった後に、「今までないよなー」と一巻から読み直したら……
あ゛!!
…………ありましたよ。DMの制作発表の時と軽井沢の時に、このネックレスしてるじゃないですか!キョーコさん。
お間抜けなワタクシです。
そんなんで、もう一つお話をUPさせて頂きます(泣)


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2013.10.16 Wed l リク罠 l コメント (2) トラックバック (0) l top

コメント

うふふ。
カインさん、首にちゅーしまくりだ!!
挨拶のキスを超えてますよねーー!!(爆)
素敵デス!!

自分の気持ちをみとめたキョコさん。試験を理由に距離を奥にしても、食事は心配ですよね。そのまま泊まりではなく、日帰り(?)なら、こうやって嬉しい気持ちでカインな兄さんのもとに訪れることもできそうだと思いました!

しかし、空白の刻には何があったんでしょうね!
ホワイトデーのプレゼントはいい感じで渡してないと、今の本誌のキョコさんの感じにはならないですよね。(←ネタバレしか読んでないくせに言ってみる)

魔人めは先程本誌11から20巻号を手にいれてきたところです。今から読んで読んで読みまくりたいと思います。(コミック収録してない部分は少しかもですが)

2本目も楽しみにしてます!!

素敵な踊りありがとうございました!
2013.10.16 Wed l 魔人sei. URL l 編集
魔人様
コメントありがとうございます♪

一言もありませんでしたが、その首輪がホワイトデーのプレゼントの予定だったんです〜。
キョーコさんなら難しくとも、セツならアクセサリーも貰ってもらえる…的な。
で、社長からセツと別離を宣言されたホワイトデー当日に、セツに服やらネックレスを渡せたってお話です。
ついでにカイン=蓮さんからのプレゼントに現実世界でニマニマしちゃうキョーコさん、を1人勝手に妄想しました(^_^)

本誌見て、これを蓮さんがあげたんじゃ…と勝手に邪推してしまったが為にこんな事に…。
本当、すみません<(_ _)>
2013.10.16 Wed l 風鳥. URL l 編集

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