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成立後の蓮キョSSです。
我が家には少ない、甘めなSSにしました。






【温もりと甘さ】



貴方の手はいつでも私に今まで経験したことのなかった温もりをくれる。

優しく頬を包む大きな手。
その手が私の髪をゆっくりと梳いた。
その心地良い感覚に、いつも私は胸の中が熱くなる。
髪を梳いていた手がいつの間にか頭を撫でる仕草となり、安心感と同時に不満が湧き起った。

まるで子供をあやすような行為に、私は共にソファに座る目の前の彼に抗議の言葉を口にする。

「もう、いつまでも子供扱いしないで下さい…」

唇を尖らせる私に、貴方はまた頬の片側を優しく手で包んだ。

「してないよ」

いつもの落ち着いた声。
微笑む瞳。
それらが、私には子供扱いされている気がしてならない。

「こんな風にされるのは嫌?」

「不満」と書いてあるのだろう頬に置いたいた温かい手が、再び私の髪をゆっくりと梳いた。
困ったように顔をしかめる彼。

嫌じゃない……。
気持ちがいいし、とても安心する。
でも、いつまでも子供に見られているようで…。
彼の目に私は″女″として映ってないのではないか…そう思ってしまう。

いつまでも無言の私に、彼は手を止めた。

「君に触れていたかったんだ…ごめん」

「……触れて…いたい?」

「うん、俺は君のことが好きだからね」

途端に顔が熱くなる。

「俺は君を子供だなんて思ったことないよ」

「……本当、ですか?」

なら、少しは私を″女″として見てくれているかな…。

「もちろん。俺は男だからね、邪まなな思いばかりを抱いているんだよ」

「私に…ですか?」

「君以外に何でそんな感情を抱かなきゃいけないの」

こんな男でごめんね、と小さな声で彼が言った。
普段全くそんな素振りなどなく、手を繋ぐことさえ数えるほどだった。
私相手じゃ、さすがにそんな気も起きないのだと、彼が演じていたドラマの情熱的なシーンを見ながら溜め息をついたことがあった。
胸の中に広がる高揚に言葉が出なかった。

「…軽蔑した?」

首を傾げ何も言わない私の顔を覗き込む。

「いえ……嬉しいです」

目を見開き驚く彼に、私は抱き付いた。
固まっていた彼が私の身体を包む。
どの位の時間そうしていたのか、ゆっくりと身体が離された。

見上げればこれ以上ない神々しい笑顔と、優しい瞳。
それが少しづつ近付き、頤をすくわれたのと同時に柔らかい感覚が唇に落とされた。

それは私にとって初めての甘い甘い感覚だった。




**********



今回のテーマは『敦賀蓮・忍耐』です。
忍耐がなくばこんな事はありえないことですから…。
まあ、多分こんな忍耐の日々が終わったこの後は、楔を解いたキョーコさんの身にどんなことが起こったかは…。



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2013.11.27 Wed l 短編 l コメント (2) トラックバック (0) l top

コメント

蓮さんの忍耐期間終了の合図
それが聞こえたら、これまでの反動で、ストップなんてできなくなりそうですね。(笑)

いつでもナデナデも、大人ナデナデに進化しそうです。(爆)
2013.11.28 Thu l 魔人. URL l 編集
魔人様
コメントありがとうございます♪

全くです。
今まで相当な忍耐を強いられたでしょうから、この後はノンストップでR18の限定行きですね。
キョーコさんも隣りにいるのは、飢えた猛獣だとすぐ気付くのでしょう(笑)
2013.11.29 Fri l 風鳥. URL l 編集

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